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 カンボジアの海軍基地をめぐり、中国が軍事利用の計画を進めている疑いが浮上している。米シンクタンクが、米国の資金で造った施設が解体されたことを示す衛星写真を公開。基地内には中国の支援で船の修理施設が建設されており、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国からは地域の不安定化を懸念する声が上がる。(ハノイ=宋光祐、北京=高田正幸)

「中国だけでなくどの国も使える」

 問題になっているリアム海軍基地は、ベトナムやマレーシア、フィリピンが中国と領有権を争う南シナ海に開かれたタイ湾の入り口に位置する。軍事的な要地だ。

 米国の支援で建設された基地内の司令部棟と、小型船のメンテナンス施設が昨年11月初旬までに解体された――。米国のシンクタンク「戦略国際問題研究所」(CSIS)が、衛星写真の分析結果を明らかにした。中国政府とつながりのある中国企業が、基地周辺の土地を借り上げて海の埋め立てを進めていることも確認したとし、「中国が進出しようとしている疑念を強めている」と指摘する。

 2019年7月には米紙ウォールストリート・ジャーナルが、カンボジアが中国による独占的な基地の軍事利用を認める見返りに、中国がインフラを整備する密約を結んだと報じていた。

 中国外務省の報道官はこの際、…

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