逆風の自民、北九州市議選6議席減 当選者も「敗北感」

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 北九州市議選(定数57)は1日未明、全7選挙区で確定した。現職22人全員を擁立した自民は6人が落選。新型コロナ対応などをめぐる菅内閣の支持率低下の逆風を受けた形で、今秋までに行われる衆院選にも影響を与えそうだ。

 政党別の当選者数は自民16、立憲7、公明13、共産8、維新3、無所属10。新旧別では現職44、前職1、元職1、新顔11。

 自民は現職で最多の11選を目指した片山尹(おさむ)氏(74)と9選を狙った佐々木健五氏(74)の議長経験者ら6人が議席を失った。

 自民現職で落選した奥村祥子氏(63)は選挙期間中の街頭演説などで政権の新型コロナへの対応や党幹部らの会食問題をめぐり、「たくさんの批判をいただいた」と振り返った。当選した自民現職も同様の批判を受けたといい、「自分は通ったが決して手放しでは喜べない。敗北感しかない」と語った。

 国政で自民と連立を組む公明は現職13人が全員当選したが、現職で党北九州総支部長の成重正丈氏(55)は「まったくほっとはしていない」。公認候補の得票が前回を下回り、自民も苦戦。「衆院選に向け、国や県、市で連携してこつこつやっていくしかない」と話した。

 立憲は公認した7人全員が当選。ただし、立憲としての得票は伸びておらず、現職の世良俊明氏(69)は「自民への批判が強まる中でも、受け皿になりきれていない」。衆院選に向けて「有権者の信頼を得るための努力を続ける必要がある」と述べた。