ベトナム最高指導者、異例の3期目へ 党書記長を続投

ハノイ=宋光祐
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 ベトナム共産党は31日、首都ハノイで開催中の党大会で、最高指導者のグエン・フー・チョン書記長(76)の続投を決めた。チョン氏は2011年に書記長に就き、すでに2期10年在任。1976年の南北ベトナム統一以来、初めて3期目を務める書記長となる。

 前日の党大会で選出した新たな中央委員による第1回総会で、書記長をはじめとする次期指導部を選んだ。党規約は書記長の任期を連続2期までと定めているが、党関係者らによると、チョン氏の留任は党規約を改正せずに特例として認めた模様だ。

 チョン氏は汚職撲滅を主導し、現職閣僚や党幹部らの不正を厳しく処分してきた。新型コロナウイルス対応では隔離や水際対策を徹底。31日時点の感染者は約1800人で、周辺国よりも少なく抑え込んでいる。

 党大会は予定を1日短縮して2月1日に閉幕する。理由は明らかになっていないが、ハノイなどで約2カ月ぶりにコロナの市中感染が判明し、対応に集中するためとみられる。(ハノイ=宋光祐)