コロナ後見据えた3本柱で東海地域を支援 三菱UFJ銀

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竹山栄太郎
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 メガバンクの一角・三菱UFJ銀行は、前身の一つに本店を名古屋市に置いた都市銀行の旧東海銀行がある縁で、東海地方で大きな存在感を保っている。この地域では、基幹産業の自動車産業がコロナ禍の影響から回復の途上。起業や新規事業へのさらなる支援といった中長期的な課題も抱える。コロナ後の新時代を見すえた戦略を中部駐在副頭取の中村昭彦さん(61)に聞いた。

 ――新型コロナウイルスの感染拡大で、東海企業も打撃を受けています。

 「私たちの喫緊の課題は企業の資金繰りニーズに応えることです。コロナ関連融資は中部地区(静岡を含む東海4県)で昨年末までに約2100件、約1兆4400億円を実行しました。製造業が件数の約4割、金額の約8割を占めます。年後半には落ち着きましたが、コロナの影響は長引いており、さらなる資金需要にも対応します」

 「それと同時に、事業支援にも取り組んでいます。一つ目は、落ち込んだ売り上げや利益を戻すために新しい販売先や仕入れ先を紹介するビジネスマッチング。二つ目は事業承継とM&A(合併・買収)で、これまでも当地の課題でしたが、コロナ禍で廃業する企業もあり、課題が加速しています。三つ目は海外戦略です。当地には海外進出している企業が多く、コロナ禍をきっかけとしたサプライチェーン(部品供給網)の見直しなどをお手伝いしています。証券や信託など三菱UFJフィナンシャル・グループの総合力を発揮し、ニーズに寄り添っていきます」

 ――スタートアップ企業の支援にも力を入れています。

 「昨年1月に『成長産業支援…

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