英国がTPPに加盟を申請 日本は米国復帰へ波及を期待

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新宅あゆみ、ロンドン=和気真也
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 英国は1日、環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請した。発足時に参加していた国以外の加盟申請は初めてで、加盟交渉の行方はTPP拡大の試金石となりそうだ。

 英国のトラス国際貿易相は1日、議長国を務める日本の西村康稔経済再生相らとのテレビ会議に出席した。西村氏は会議で「TPPのハイスタンダードでバランスの取れた21世紀型の共通ルールを世界に広めていくことが参加国共通の思いだ」と述べ、英国の加盟申請を歓迎した。

 TPPは、日本や豪州シンガポールなどアジア太平洋地域の11カ国で域内の関税を撤廃したり、投資の共通ルールを設けたりした協定で、2018年末に発効した。今回の英国の申請を全批准国が認めれば、作業部会が設けられ、加盟に向けた交渉が始まる。英国は他の参加国とも非公式に接触しており、今春にも交渉に入りたい考えだ。

 作業部会では、英国が関税をどこまで下げるかや、英国内の法律をTPPのルールにあわせてどう変えるかなどを参加国に示す。交渉がまとまれば、参加国の閣僚によるTPP委員会で加盟を正式に承認することになる。交渉が終わるまでには1年以上かかるという見方もある。

 日本政府は英国の加盟によっ…

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