入館時にウイルス除去「オゾンゲート」開発 愛知・豊橋

本井宏人
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 建物への入館時などにオゾンガスを吹き付け、人体や衣服からウイルスを除去して吸い込む「オゾンゲート」を、愛知県豊橋市のベンチャー企業「o3peace(オースリーピース)」が開発した。新型コロナウイルスの侵入防止に有効だとして、ホテルや商業施設などへの納入をめざす。

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 オゾンゲートは、幅と高さが2メートル、奥行き70センチで重さ40キロ。高電圧で発生させたオゾンガスを、立ち止まった人に噴霧ゲートから吹きつけ、ウイルスを払い落とした後、反対のゲートから吸い込む仕組み。吸い込んだガスは頭上のダクトで浄化しながら循環させる。本体価格は150万円。

 オゾン機器を10年以上手がけてきた市内の町工場と連携して製品化した。同県田原市のリゾートホテルから受注したほか、名古屋市の大手ホテルや沖縄県の離島の空港から引き合いがあるという。

 「o3」社を起業した萩原祥志(よしゆき)社長(42)は「ドイツなどではオゾンは当たり前に消毒や水道水の浄化に使われている。将来は大きな空港で採用してもらうのが目標」と話す。

 コロナ対策へのオゾンの有効性は、奈良県立医大や藤田医大の研究チームが発表している。一方でオゾンは高濃度になると有害なほか、化学物質の空間噴霧には危険性の指摘もある。

 萩原社長は「オゾンの濃度は人体に影響がない程度にとどめ、オゾンと同時に発生する有害な窒素酸化物を除去する装置も加えた。オゾンは空気中で酸素に戻るので、噴霧は問題ないはずだ」と話す。機器の管理を徹底してもらうため、当面は企業との取引に限定し、家庭への売り込みは考えていないという。(本井宏人)

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