火の舞「トーチ」練習中にやけど 中学教諭を書類送検へ

小松万希子
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 名古屋市立中の生徒が火のついた棒を回す演舞「トーチトワリング」の練習中にやけどを負った事故で、愛知県警は指導していた男性教諭(53)が安全対策を怠ったなどとして、業務上過失致傷容疑で書類送検する方針を決めた。捜査関係者への取材で分かった。

 事故は2019年7月26日夕、守山東中(守山区)の校庭で、2年生の男子生徒が同級生約20人と野外学習で披露する演舞を練習中に起きた。右腕の長袖に引火し、近くにいた別の教諭がバケツの水で消火したが、腕にやけどを負った。

 市教育委員会のマニュアルでは、棒の先端の布に含ませる灯油を着火前によく絞るなどの手順が定められていた。県警は、男性教諭が灯油の絞り具合の確認を怠ったなどと判断し、近く同容疑で書類送検する。

 事故を受け、市教委は全市立校で火を使う演舞を禁止し、LEDライトなどを使うよう指導。昨年11月に男性教諭を文書訓告とした。市教委は「やけどを負った生徒には大変申し訳なく、再発防止と信頼回復に努める」と話している。(小松万希子)