「民主化は完全に逆戻り」専門家が憂う今後のミャンマー

有料会員記事ミャンマーはいま

聞き手・清宮涼
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 ミャンマー国軍が1日、アウンサンスーチー国家顧問らを拘束し、国家権力を掌握したと宣言した。なぜ今、軍によるクーデターが起きたのか。ミャンマーの政治経済に詳しい政策研究大学院大の工藤年博教授に聞いた。

 ――このタイミングでのクーデターをどう見ますか。

 昨年11月の総選挙でアウンサンスーチー氏が率いる与党・国民民主連盟(NLD)が大勝した後、軍側は選挙に不正があったと主張してきたが、選挙管理委員会は門前払いをしてきた。軍側には不満がたまり、それが今回のクーデターの大義名分となった。

 今日は国会が招集される予定の日でNLDの幹部がそろっていたことから、軍にとっても決行しやすいタイミングだったのではないか。

 ――軍は今回の権力掌握を、軍政下で定められた現行憲法にのっとった対応だと説明しています。

 2008年制定の憲法では…

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