バンコクの東急百貨店、35年の歴史に幕 撤退続く日系

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バンコク=福山亜希
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 タイ・バンコクにある東急百貨店が1月31日で閉店し、35年の歴史に幕を下ろした。かつては地元の人や外国からの旅行客でにぎわったが、ここ最近は近隣の商業施設に押され、新型コロナウイルスによる打撃も重なった。世界で4番目に在留邦人が多いタイだが、昨年は「バンコク伊勢丹」が閉店するなど、日系百貨店の苦戦が続いている。

 「日本にいらっしゃる際は是非、日本の東急百貨店にお越しください」。31日午後9時過ぎ、大勢の人が見守るなか、従業員らがあいさつで頭を下げ、店舗のシャッターが下ろされた。シャツを買ったバーナー・ムソールさん(36)は「外国から友人が来るたびに一緒に買い物をした思い出の場所。コロナが収まれば、また来ようと約束していたので残念です」と肩を落とした。

 1985年の開店当初はタイ…

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