新SNS「クラブハウス」日本でも利用急増 音声で会話

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サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米西海岸発の音声を使った会話型の新たなSNS「クラブハウス」の利用が、米国や日本などで急速に拡大している。同社は昨年3月に創業したばかりで、アプリもまだ招待制で試作段階だが、世界での利用者は200万人を超えた。日本でも1月後半から利用が急増している。

 「クラブハウスは日本で、人々の招待を通じて、有機的に成長している」。同社広報は1日、朝日新聞の取材にこう説明した。日本では特に急速に伸びているという。

 「クラブハウス」は、アプリの中で参加者によるさまざまな部屋が作られており、スポーツから音楽、芸能、政治、メディアなど幅広いテーマで、音声だけの会話が進む。生放送のラジオを聞いているような感覚だが、リスナーも手をあげて司会者に認めてもらえると発言することもできる。ツイッター同様に、気に入った人をフォローする仕組みだ。

 米国では1月31日の夜、電気自動車(EV)の世界最大手、米テスラ創業者のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が初参加し、大きな話題になった。マスク氏はEVの生産から宇宙旅行まで幅広いテーマに言及。一つの部屋に入れる人の上限は5千人だが、すぐにいっぱいになり、ファンたちが、会話を中継する別の部屋をつくったり、ユーチューブ上で中継したりする騒ぎになった。

 日本でも、芸能人やアナウンサー、文化人、ジャーナリストらがさまざまな部屋で会話しており、人気が急速に広がっている。

 クラブハウスは名前の通り、一種のクラブのなかで親しい人たちが親密な会話をしており、それを他人が横で聞いていられるような雰囲気がある。すでにアプリに加わっている人からの招待制で、招待を通じて新たに参加した利用者は、まずは2人を招待できる仕組みだ。招待制で簡単に参加できないがゆえに、現在は「会員制のクラブ」のような状態になっており、それが日米などで逆に人気を呼んでいる側面もある。電話番号の登録を通じて招待されると、参加できる仕組みだ。アプリは現在、iPhone用の基本ソフト「iOS」版しかなく、グーグルの基本ソフト「アンドロイド」版はない。

「差別や陰謀論に悪用」の批判も

 クラブハウスを運営する「ア…

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