登校中、助け求める女性が 班長の小6は学校へ走った

西田理人
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 登校中に裸足で雪の上にしゃがみ込んでいた高齢女性を保護したとして、山形署は2日、山形市立南小学校の金子巳咲(みさき)君(6年)ら男子児童8人に感謝状を贈った。迅速な「チームプレー」で、女性を助けることができたという。

 署によると、1月14日午前8時ごろ、集団登校をしていた8人は学校北側の道路脇で、70代の女性が薄着のまま裸足で雪だまりの上にしゃがみ込んでいるのを見つけた。班長の金子君が「大丈夫ですか」と声をかけると、女性は両手で「×」を作って、「先生を呼んできて」と話した。

 金子君は副班長の東谷悠森(ゆうしん)君(同)らに女性を任せ、約300メートル先の校門まで走って黒田伸幸校長に状況を伝えた。黒田校長らは110番通報をして救急車も手配。女性はすぐに病院に搬送され、その後無事に家族のもとに戻ることができたという。

 同校で感謝状を手渡した四釜明署長は「知らない人に声をかけるのは大人でも難しいが、勇気を振り絞ってくれた。これからも困った人を見かけたら、手を差し伸べてほしい」。黒田校長も「女性を一人にすることなく、賢明な判断だった」と8人をたたえた。

 サッカー少年だという金子君は「寒そうで困った顔をしていたので、助けてあげたかった。僕一人では助けられなかったと思うけど、うまくチームプレーができました」。(西田理人)

拡大する写真・図版感謝状を受け取った金子巳咲君(前列右から2人目)ら=2021年2月2日、山形市青田2丁目、西田理人撮影