「レビュー書いて報酬」はヤミ金かも…司法書士らが啓発

有料会員記事

国方萌乃

拡大する写真・図版後払い現金化のサービスの流れ=業者のサイトから(一部を加工しています)

[PR]

 インターネットで買い物をしてキャッシュバックを受け、後に代金を払う「後払い現金化」が広がっている。実態は法外な利息の返済を迫るヤミ金だとして、司法書士らでつくる「大阪クレサラ・貧困被害をなくす会(大阪いちょうの会)」が2日に記者会見し、注意を呼びかけた。6日に無料の電話相談会を開く。

 「最短10分で現金化」「レビューを書くだけで現金報酬」。ネット上で「後払い現金化」を勧める業者のサイトには、こんな言葉が並ぶ。購入を申し込んだ客が「商品」の感想を投稿するとすぐ、「お礼」として代金の半額ほどが振り込まれる仕組みだ。客は代金全額を期日までに払う必要がある。

 「商品」はおおむね3万~10万円ほどだ。「いちょうの会」ヤミ金対策委員長の司法書士の前田勝範さんによると、「誰でも見られるネット上の写真や動画のURLがメールなどで送られてくるだけ」という。

拡大する写真・図版後払い現金化サービスへの誘い文句=業者のサイトから

 ある業者のサイトでは、3万円の「商品」を購入すれば1万7千円をキャッシュバックするとうたう。商品は「情報商材」としか書かれていない。これは実質、1万7千円を借り、1万3千円の利息を付けて返すのと同じだ。年利は900%を超える計算になる。

 期日までに代金を支払わないと、購入の際に登録した氏名や住所、勤務先をネット上にさらす悪質な業者もいるという。会には昨秋以降、20件以上の相談が来ている。前田さんは「あくまで物の売買だと業者に説明され、困ってもどこに相談していいかわからない被害者もいるはず」とみる。

 ヤミ金問題に詳しい堂下浩・東京情報大教授(金融論)は「金を送って過大な利息の返済を求めるやり方で、実質的にヤミ金だ」と指摘する。サイトが目立ち始めたのは昨年6月ごろ。「クレジットカードの現金化はこれまでもあったが、新しい手口だ」と注意を呼びかける。

 相談会は6日午前10時~午後5時にいちょうの会(06・6361・0546)へ。弁護士や司法書士らが応じる。府外の人でも相談できる。(国方萌乃)

拡大する写真・図版後払い現金化の流れ=業者のサイトから

■後払い現金化の相談事例(国…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら