休業中は「餃子の大盤振る舞い!」 無料で毎日100食

新型コロナウイルス

横川結香

拡大する写真・図版店主の川瀬一馬さん。「餃子の大盤振る舞い!!」と書かれたのれんは、今回の取り組みのために作った=2021年2月1日午前11時49分、福岡市中央区大名1丁目、横川結香撮影

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 ギョーザでまちに元気を――。緊急事態宣言が出されているなか、福岡市のギョーザ店が毎日100食分を無料で配っている。7日までの予定で、「新型コロナで困っている人に何か出来ることをしたい」という店主の思いから続けている。

 配布をするのは、中央区大名1丁目の「餃子(ぎょうざ)のラスベガス」。福岡県が飲食店に時短営業の要請を始めた1月16日から店を休む一方で、焼きギョーザ(6個入り)を配っている。もちもちした食感の生地にあんが詰まったギョーザは手作り。店の従業員が毎朝仕込み、配る前に焼き上げている。連日多くの客が列を作り、2月1日に受け取った女性(72)は「こうしたお店の心遣いで元気になる。ありがたい」と喜んでいた。

拡大する写真・図版店の前で焼きギョーザを受け取る人たち=2021年2月1日午前11時32分、福岡市中央区大名1丁目、横川結香撮影

 店は通常、ランチと午後4時~午前0時の営業だ。ただ、要請中は夜の営業が限られて集客が見込めないため、宣言期間中は臨時休業にすることを決めた。

 「その間、他の店とは何か違う方法で役に立てることはないか」。店主の川瀬一馬さん(44)はそう考え、ギョーザを無料で振る舞うことにした。この取り組みで、いつも具材を仕入れている業者や従業員の仕事を少しでも作ることができる。川瀬さんは「普段お世話になっている周りの人々を見える形で守りつつ、お客さんにも支援の輪を広げたいと思った」と話す。

 各日とも午前11時半から配り、1人1食に限る。感染防止のため、並んで待つ場合は会話を控える「静列」を呼びかけている。(横川結香)

拡大する写真・図版無料配布用のギョーザを仕込む従業員たち=2021年2月1日午前10時25分、福岡市中央区大名1丁目、横川結香撮影

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