クジラの歯 リアルに 下関市職員・岸本さんが講話

貞松慎二郎
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 【山口】「大きなものを食べて邪気を払う」として、山陰側には今も節分にクジラを食べる風習が残る。節分の2日、そうしたクジラにまつわる講話が下関市立熊野小学校であった。市職員で下関くじら文化振興室長の岸本充弘さん(55)が、3年生約120人に話した。

 クジラのひげ板や歯を見せながら、クイズ形式で進めた岸本さん。シロナガスクジラは1日に2トン~3トンのえさを食べることや、長いと120歳くらいまで生きるといわれていることなどを分かりやすく解説した。「下関がクジラの街であることをおうちで話して、クジラをたくさん食べてください」と結んだ。

 俣野巧磨君(9)は「1日に食べる量がすごく多いなと思った」、浜本咲馬君(9)は「クジラにひげがあることにびっくりした」と話した。

 下関、長門両市は今年も節分にあわせて「学校給食・くじら交流の日」を実施。下関では4日までに44小学校、22中学校、6幼稚園で、長門は11小学校と5中学校で給食にクジラの竜田揚げなどが提供される。貞松慎二郎