大雪警報下なのに酔って倒れた高齢者…電線作業員お手柄

小川聡仁
写真・図版
感謝状を受け取った平原正彦さん(左)と角田翔さん=2021年2月2日、加茂市陣ケ峰、小川聡仁撮影
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 大雪の深夜、電線の補修に向かう途中で倒れていた高齢者を助けたとして、新潟県警加茂署は2日、東北電力ネットワーク社員2人に感謝状を贈った。同署の白井秀夫署長は「低体温症で亡くなる場合もある。1人の命が救われた」とたたえた。

 2人は、いずれも同社新潟県央電力センター(三条市)に勤める平原正彦さん(46)=長岡市=と角田翔さん(35)=燕市。先月10日午前0時過ぎ、火花が出ていると連絡のあった電線を補修するため、大雪警報発令中の加茂市内を車で移動していた。その際、助手席の平原さんが脇道に倒れた男性を見つけた。

 男性はろれつが回らず、頭に血がにじんでいた。平原さんが110番通報し、角田さんが警察官の到着まで傘を差して声をかけ続けたという。署によると、男性は同市内の70代で、病院へ搬送されて命に別条はなかった。酒に酔って転んだとみられるという。

 感謝状を受け取った平原さんは「当たり前のことをしただけ」、角田さんは「男性が助かって良かった」と振り返った。(小川聡仁)