うがいしない夫、詰め寄る子たち 家族にコロナ意識の溝

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皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。

 新型コロナウイルス対策を巡り、家庭内で意見が分かれるケースが出てきている。マスクの着け方、手洗いの頻度、外出の是非といった面だ。未知の見えないウイルスへの感じ方には個人差があるが、対処法を共有できないと日常生活が難しくなる。意識を合わせるにはどうしたらよいのか。

 悩みや疑問を募って取材する「#ニュース4U」には多くの声が寄せられた。

 がん再発防止の治療をしている40代の女性は、同世代の夫が帰宅後、手洗いやうがいをしないことに悩んでいる。中1の長男と小5の次男が「もしお母さんがコロナで死んだら、お父さんが殺したことになるんやで」と詰め寄っても、夫は「あるわけないやろ」と顧みる様子はないという。

 女性は兵庫県加古川市で夫、子ども3人と暮らしている。10年ほど前にがんが見つかり、手術は成功して今は投薬治療中だ。コロナに感染すれば重症化するリスクが高いのではないかと、不安を抱えている。

テレビが勝手に騒いでるだけや

 夫は設備会社に勤め、女性は接客業。子どもには学校があり、それぞれ人との接触がある。家にウイルスを持ち帰る可能性は否めないと思い、手洗い、うがいのルールを決めた。帰宅後や食事前、歯磨きの際で、少なくとも1日3回は行っている。

 だが、家族の中で夫だけが協力してくれない。帰宅するとすぐにソファに座り、携帯をいじる。口に手を当てずにせき払いする。注意してもあいまいな返事が返ってきて、次第に機嫌が悪くなっていくように見える。感染した芸能人がテレビで危険性を訴えても、「騒いでるだけや」と耳を貸さないという。

 昨春の感染拡大からしばらくして、「コロナ離婚」という言葉が広がり、女性は納得した。「夫のことを不潔だと思うようになった。夫よりも自分と子どもたちが心配」。離婚はできないが、夫の態度が変わらなければコロナ終息まで別居してもらうことも考えているという。

 #ニュース4Uが1月22~25日、LINE公式アカウントに登録している「友だち」を対象に実施したアンケート(1239人が回答)では、コロナ対策で家族などとの間で溝を感じたことが「ある」「どちらかといえばある」と答えた人が、合わせて4割いた。

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読者のみなさんから寄せられた身近な疑問を深掘り取材していきます。

意識の差から家庭内の断絶を生まないためには? 記事後半には専門家のアドバイスもあります。

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