米ゲームストップ株、60%急落 NYダウは大きく続伸

ニューヨーク=江渕崇
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 個人投資家らの投機対象となって高騰していた米ゲーム販売店ゲームストップの株価が、2日のニューヨーク株式市場で急落し、前日比60%安で終えた。個人投資家らの標的となっていたほかの銘柄も軒並み下げた。

 ゲームストップ株は前日比135ドル安い90ドルと、6営業日ぶりに100ドルを切って取引を終えた。前週末の1月29日の終値(325ドル)からは72%の大幅な下落となった。

 ゲームストップ株など高騰していた一部銘柄の取引について、個人投資家らが使う投資アプリ「ロビンフッド」などが28日にいったん規制。その後は制限を段階的に緩めているが、新たな買い注文が入りづらくなっている。

 ほかの銘柄では、先週まで急騰していた映画館大手AMCエンターテインメント株も前日比41%安と急落した。

 SNSでつながった個人投資家による投機的な動きにいったんブレーキがかかったとの見方から、市場では混乱拡大への警戒感が和らいだ。

 主要企業でつくるダウ工業株平均は大きく続伸し、前日比475・57ドル(1・57%)高い3万0687・48ドルで終えた。米国で新型コロナウイルスの感染ペースが鈍ってきたことや、バイデン新政権による追加経済対策への期待も影響したようだ。

 ハイテク株の多いナスダック市場の総合指数も大きく上昇。同209・38ポイント(1・56%)高い1万3612・78で引けた。(ニューヨーク=江渕崇)