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 新型コロナウイルスに感染した人が、肺炎などの重度の呼吸不全を起こしていないかを判断するため、「パルスオキシメーター」という医療機器が使われている。洗濯ばさみのように指先を挟むだけで短時間で測れる手軽さから、医療機関や訪問診療などだけでなく、最近は家庭向けの製品が登場している。

 どのぐらいの酸素がいま血液中を運ばれているかを、採血せずに体の外から知ることができるのがパルスオキシメーターの特徴だ。呼吸によって肺から体内に取り込まれた酸素は、血液中の成分「ヘモグロビン」と結合し、全身に運ばれる。パルスオキシメーターは、酸素と結合すると鮮やかな赤色に変色するヘモグロビンの性質を利用するもので、指の皮膚の上から光をあてて透過させ、指による光の吸収度などから動脈血の色を測る。

 皮膚の下には静脈や他の組織も通っているが、動脈に特有の「ドク、ドク」という脈動をもとに、動脈血だけをとらえることができる。動脈血中のヘモグロビンの何%が酸素とくっついているかを示す「酸素飽和度」を割り出す。

 健康な人の酸素飽和度は96~…

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