日本で越冬のハマシギ はるばる北アラスカから飛来

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米山正寛
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 日本の湿地に飛来する渡り鳥のシギ・チドリ類で最も多いのがハマシギ。最近は越冬期に3万羽程度が記録されている。

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日本で冬を過ごすハマシギの群れ=佐賀県の東よか干潟、橋本宣弘さん撮影

 北半球の高緯度地域で広く繁殖し、種の下の亜種レベルで世界に10亜種ほどいる。日本の北方にも5亜種が分布し、日本で冬を越す亜種はロシアのサハリンやカムチャツカ半島あたりから来ると考えられていたが、はっきりしていなかった。

 渡りの経路は足環(あしわ)などを装着した個体を探す手法で主に調べる。山階鳥類研究所客員研究員の茂田良光さん(70)は昨年、米国やロシアなどの研究者と東アジアのハマシギ亜種と越冬地の関係をまとめて発表した(https://doi.org/10.1093/condor/duaa054別ウインドウで開きます)。それによると、日本で複数の飛来を観察できたのは北アラスカで繁殖するキタアラスカハマシギだけ。茂田さんは「確実に日本で越冬しているのはこの亜種。サハリンやカムチャツカ半島の亜種はもっと南で越冬する」と話している。

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日本で冬を過ごすハマシギの群れ=佐賀県の東よか干潟、橋本宣弘さん撮影

 そんなハマシギも近年は減少…

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