「近寄らないで」看護師らへの差別698件 医師会発表

新型コロナウイルス

久永隆一
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 日本医師会は3日、新型コロナウイルスにまつわる医療従事者らへの差別や風評被害が昨年10~12月の間に全国で698件確認されたと発表した。各都道府県の医師会を通じて差別や風評被害の事例を集めた。

 差別や風評被害の698件の内訳は、主に看護師を指す「医師以外の医療従事者」に対するものが277件(約40%)で最も多く、「医療機関」に対するものが268件(約38%)と続いた。「医師または医療従事者の家族」は112件(約16%)と3番目に多かった。

 看護師らへの差別では、新型コロナの患者を診療する医療機関かどうかに関わらず、医療職であるというだけで「近寄らないで」と心ない言葉をかけられたといったものや、保育園に子どもを預けるのを拒まれ、仕事を休まざるを得なかったケースもあったという。

 日本医師会の中川俊男会長は「風評被害を飛び越えて、差別、人権侵害が散見される。国が対応することを要請する」として、政府に正確な知識を啓発する取り組みの強化などを求める考えを示した。(久永隆一)

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