COCOAの接触通知、昨年9月から届かず 一部端末で

新型コロナウイルス

土肥修一、姫野直行
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 新型コロナウイルス感染者と接触したことを通知するスマートフォンのアプリ「COCOA(ココア)」について、厚生労働省は3日、感染者との接触があっても通知されない状態が昨年9月以降、アンドロイド端末で続いていたと発表した。厚労省はシステムを改修し、2月中旬にも障害を解消するとしている。iPhone(アイフォーン)用は問題ないという。

 厚労省によると、障害は昨年9月28日のアプリのバージョンアップに伴って発生。アプリは陽性登録した人と1メートル以内に15分以上接触した利用者に通知されるが、登録があっても接触者に通知されない状態だという。

 保守を委託された事業者が模擬的に実施した動作テストでは正常に作動していたため、長く不具合に気づかなかったという。今年に入り「陽性者と接触しているはずなのに通知が来ない」といった指摘がSNS上や報道で相次ぎ、実際の端末で確認したところ、接触者はすべて「リスクが低い」と判定され、障害が判明したという。

 厚労省の担当者は「アプリを速やかに多くの人に使ってもらうことを重視し、十分なテストをする環境が遅れていた。実際の端末でテストをしておらず問題の発見が遅れた」と釈明した。アプリは2日時点で約2460万件ダウンロードされ、陽性の登録は1万15件。アンドロイド用は全体の3割にあたる770万件ダウンロードされている。

 田村憲久厚労相は「信頼を損ねる状況。おわび申し上げます。信頼回復できるよう最大の努力をしてまいります」と陳謝した。委託先のパーソルプロセス&テクノロジーの広報担当者は「ご迷惑をおかけして大変申し訳ない。不具合の改善に向け、すでに着手しており、感染防止につながるよう努力する」と話した。(土肥修一、姫野直行)

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