地方を離れる女性、「妻は家庭に」の固定観念が一因?

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南日慶子
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 出身地に「夫は働き、妻は家庭に」という固定観念があると感じている人は、地方から東京圏に出てきた女性に多い――。東京一極集中に関する国土交通省の調査で、こんな傾向が浮かび上がった。若者の地方離れを解決する一つのカギになるとみて、ジェンダーギャップ(社会的文化的につくられた男女格差)の解消に乗り出す自治体もある。

 調査は昨年秋に実施し、18~65歳の男女4千人余りが回答。国交省の「企業等の東京一極集中に関する懇談会」(座長・増田寛也東京大公共政策大学院客員教授)で、議論の材料として活用された。

 調査では女性に対し、「あなたの出身地の人たちは『夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ』といった考え方に賛同するか」を質問。「賛同する」「どちらかといえば賛同する」との回答は、東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む地方(東京圏外)出身者の中で48%にのぼった。地方に住む地方出身者では38%、東京圏に住む東京圏出身者では32%だった。

 また、東京圏に住む地方出身者に地元を離れた背景事情を複数回答で聞くと、「人間関係やコミュニティーに閉塞(へいそく)感がある」は男性が8・0%、女性は13・6%で、女性の方が割合が高かった。

 懇談会は先月末にまとめた提…

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