ワールド、450店閉鎖へ 客足減止まらず追加リストラ

加茂謙吾
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 アパレル大手のワールドは3日、店舗全体の2割強にあたる450店を来年3月までに閉店すると発表した。「ジェット」、「スマートピンク」「モディファイ」など女性向け7ブランドは販売をやめる。昨夏に大規模な店舗閉鎖を発表したばかりだが、コロナ禍による客足の減少が続き、追加のリストラを迫られた。

 百貨店への販売やスタッフの管理を担うグループ会社2社で約100人の希望退職を募るほか、2022年3月期の役員賞与をゼロにして経営責任を明確にする。これらの策で年間44億円程度のコスト削減になるという。

 同社は昨年8月に358店の閉店と「オゾック」「アクアガール」など女性・ファミリー向け5ブランドからの撤退を公表していた。追加のリストラを迫られたのは、都心部を中心に外出自粛の傾向が続いているため。昨年4月から今年1月までの既存店売上高は、前年同時期と比べ36・4%減。この日発表した21年3月期の純損益の予想は175億円の赤字で、前回の予想から赤字幅が115億円増えた。

 広報担当者は「コロナ禍で、生活様式の変化や服装のカジュアル化は想定以上に速く進んでいる。事業の立て直しを急ぎたい」と話した。(加茂謙吾)