障害児施設の保育士2人が虐待 頭揺さぶり、背中たたく

西田理人
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 山形県は3日、新庄市の障害児入所施設「県立最上学園」の男性保育士2人が、入所する小学部から高等部までの子ども5人に対し、虐待にあたる行為をしていたと発表した。5人にけがはなかったが、県は「二度と起こらないように再発防止に努める」と陳謝した。

 県によると、保育士2人は昨年度から今年度にかけて、指導中に逃げようとした子どもの背中を強くたたく▽出勤時のあいさつと称して子どもの頭部を揺さぶる▽あいさつが不明瞭だとして立たせるなどの虐待行為をしたという。

 昨年9月、児童相談所に匿名の電話があり、児相や県の担当課が調査を開始。同園の職員計56人と、小学部から高等部までの計20人に聞き取りなどをし、虐待にあたる行為があったと認定した。保育士2人は「指導やスキンシップのつもりだった」などと説明しており、現在は子どもの支援業務から外れ、別の業務を担当しているという。

 県は先月、被害に遭った子どもの保護者に謝罪。外部指摘で発覚したことについては「職場全体で虐待についての認識が足りなかった」としている。今後の再発防止に向け、虐待対応マニュアルを整備し、外部講師による研修会などを開くという。(西田理人)