辺野古サンゴ訴訟、沖縄県が敗訴 「国の指示は適法」

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岡田将平、藤原慎一
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 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設予定地にある名護市辺野古沖のサンゴの移植をめぐって、玉城デニー知事が農林水産相を相手に起こした訴訟の判決が3日、福岡高裁那覇支部であった。サンゴ移植を許可するよう農水相が知事に出した是正指示の取り消しを求めていたが、大久保正道裁判長は訴えを棄却した。知事は判決を不服として最高裁に上告する見通し。

 移植は、防衛省沖縄防衛局が2019年4月と7月に申請。移設阻止を公約とする玉城知事が判断しなかったのに対し、農水相は20年2月、許可するよう是正指示を出した。

 辺野古の海では改良工事が必要な軟弱地盤が見つかり昨年4月、防衛省が県に設計変更を申請。知事はこの点を踏まえ、従来の設計では工事全体の完成が不可能なため許可を出していなかったと主張していた。

 判決は、今回のサンゴ移植に関わる工事は、改良工事の区画外で、先行して進めることを妨げる法律上の根拠はないとした。国が設計変更の承認を得られなかった場合には、先行した工事が「無益なものになる」とも言及したが、知事は移植の判断をしなければならないと指摘した。

 さらに判決は、特別な事情もなく県の規則で定めた標準処理期間を超えて知事が結論を出さなかったのは違法などと判断。違法状態を解消するため、農水相には知事に許可を求める必要性があり、是正指示は「適法」と結論づけた。

 一方、判決は、軟弱地盤に関…

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