ウイルス流出説の真相は? WHO、武漢の研究所を調査

有料会員記事

高田正幸=武漢、平井良和
[PR]

 新型コロナウイルスの起源を探るため中国湖北省武漢市に入っている世界保健機関(WHO)調査団は3日、米トランプ政権による「ウイルス流出疑惑」にさらされてきた武漢ウイルス研究所を調査した。中国側は潔白を示そうとしているが、説得力のある結果が世界に示されるか注目が集まる。

 3日午前、調査団は武漢市郊外にある武漢ウイルス研究所を訪れた。周囲は寂れた工業団地のようで人の姿もまばらだが、多くのメディアが今回の調査の「山場」と捉え、現場に駆けつけた。メンバーの一人は報道陣に「聞くべきことは全て聞きたい」と語った。

 敷地に入った一行は、国際的に最高水準の安全基準を満たす「バイオセーフティーレベル4」の実験棟(P4実験棟)に向かった。中国メディアなどによると、調査団はP4実験棟を見学したほか、コウモリを宿主とするウイルス研究で米国の微生物学アカデミーの会員に選ばれ、「バットウーマン」と呼ばれる石正麗研究員ら中国側関係者と意見をかわした。

 一行は4時間近く滞在した後、研究所を出て滞在先のホテルに戻ったが、報道陣には「とても重要な会議だった」「興味深かった」などと述べるにとどめた。

バットウーマン、流出説を否定

 同研究所が米中対立の渦に巻…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。