【詳報】世襲より甘い?「長男は別人格」色なした首相

有料会員記事政治タイムライン

吉川真布、北見英城、楢崎貴司、倉重奈苗、鶴岡正寛
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 菅義偉首相が4日午前9時から衆院予算委員会に出席し、新年度予算案の初日の論戦に臨んだ。新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言の延長に加え、与党議員の深夜の銀座クラブ訪問や、「政治とカネ」などの問題について、野党の追及にどう答えたのか。タイムラインで詳報し、記者が解説します。

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衆院予算委で自民党の橋本岳氏の質問に答える菅義偉首相=2021年2月4日午前10時9分、恵原弘太郎撮影

09:00

衆院予算委が始まる

 衆院予算委員会が第一委員室で始まった。

 総務省幹部がテレビ番組制作や衛星放送を手がける東北新社の幹部らと無届けで会食し、タクシーチケットなどを受け取っていたと文春オンラインで報じられた問題で、同省幹部の政府参考人としての出席が委員会冒頭に決まった。会食には、東北新社社員の菅義偉首相の長男も同席していたと報じられた。

 政府参考人として出席するのは、同省の秋本芳徳・情報流通行政局長、同局の湯本博信官房審議官の2人。立憲民主党が要求していた。午後に立憲の議員が質問する予定。

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衆院予算委に臨む菅義偉首相と麻生太郎副総理兼財務相=2021年2月4日午前8時52分、恵原弘太郎撮影
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衆院予算委で用意されたペットボトルの飲み水=2021年2月4日午前10時11分、恵原弘太郎撮影

09:10

ワクチン接種「2月中旬にスタート」 首相

 新型コロナウイルスのワクチン接種開始時期について、菅義偉首相は「できる限り2月下旬と申し上げてきたが、有効性、安全性を確認した上で、2月中旬に接種をスタートしたい」と答弁した。また、接種に必要な費用は全て国費で負担する考えを示した。

 自民党下村博文政調会長の質問に答えた。下村氏は「自治体の財政力の差によってワクチン接種の進捗(しんちょく)に差が生じることがないよう国が万全の態勢をとるべきだ」などと主張。首相はワクチン接種について「医療関係者から始め、高齢者にも4月から接種を進める。(市町村には)できる限り丁寧な情報提供を速やかに行う」とした。

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衆院予算委で質問する自民党の下村博文政調会長=2021年2月4日午前9時4分、恵原弘太郎撮影

09:15

大企業の非正規労働者も「休業支援金の対象に」

 菅義偉首相は、休業支援金を受け取れない大企業の非正規労働者について、「休業支援金の対象とすることとし、厚労省に検討を進めさせている。早急に具体的な対応を取りまとめさせたい」として支援する方針を示した。自民の下村博文氏への答弁。

 首相は、中小企業の働き手に限ってきた休業支援金の対象を大企業にも認めた場合、「企業が休業手当を払って雇用を維持するという取り組みが行われなくなるという懸念がある」とした一方、「大企業の中でも、パートやアルバイトなど比較的企業との雇用関係が弱い立場のみなさんから、休業手当が受け取れず困っているとの声が寄せられている」と説明した。

 首相は先月29日、大企業の非正規の働き手らと面会していた。

09:20

求職者支援制度「要件緩和を図る」

 自民党下村博文氏は続いて、政府の求職者支援制度について「条件が非常に厳しく、活用が大変だとの声が聞こえている」と述べ、菅義偉首相に制度の見直しを求めた。

 菅首相は「長引く新型コロナウイルスの影響で、特に非正規雇用者の雇用情勢が大変厳しい状況にある」としたうえで、「政府としてしっかりと再就職支援を進めてく必要があると考えている」と述べた。求職者支援制度のさらなる活用に向け、「収入要件を緩和するなど要件を弾力化するとともに、訓練を受けやすくするような職業訓練の多様化、柔軟化を図っていきたい」と答弁。厚生労働省に早急に内容を検討させていく考えを示した。

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衆院予算委で自民党の下村博文政調会長の質問に答弁する菅義偉首相=2021年2月4日午前9時6分、恵原弘太郎撮影

09:45

首相とバイデン氏「苦労人、スイーツ好きと共通項」 下村氏

 菅義偉首相は、日米関係について「首脳間の個人的な信頼関係構築が極めて重要だ。バイデン大統領との個人的な信頼関係を深めながら、日米同盟のさらなる強化に向けてしっかりと対応していきたい」とした。

 首相とバイデン米大統領は1…

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