[PR]

 今夏の東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの影響で無観客開催の可能性がささやかれています。世界では、五輪に限らず多くのスポーツ大会がコロナ禍に揺れていますが、国際大会が無観客になった場合、選手のパフォーマンスや費用にどのような影響があるのでしょうか。また、無観客以外の方策は? 日本オリンピック委員会(JOC)元職員でスポーツコンサルタントの春日良一さんに聞きました。

――無観客になると、運営面はどう変わりますか。

 入場チケットの収入がなくなることが主なマイナスになります。金額は大会の規模によって違うので一概には言えませんが、たとえば東京五輪では約900億円と試算されていますね。一方で、テレビ放映があるような大会では、無観客でも放映権料は変わらず入ってきます。また、大規模な国際大会ではスタッフの多くをボランティアが担うため、人件費にも大きな変化はありません。つまり、チケット代分をどうにか補塡(ほてん)できれば、開催の道は見えてきます。

――すでに無観客で開かれた国際大会はありますか。

 昨年10~11月にハンガリーで競泳のチーム対抗戦の国際リーグが無観客で開かれました。ほかにも、先月エジプトであったハンドボール世界選手権も無観客となるなど、昨年から相次いでいます。

――選手にとってはどうでしょうか。

 これは種目によります。たとえば、サッカーは観客の有無で大きな影響が出そうです。把握している限り、国際大会での詳細なデータはありませんが、昨年5月にサッカーの欧州主要リーグで最初に無観客で再開したドイツのブンデスリーガについて、印象的な分析が報道されました。

 同年7月にニューヨーク・タイ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら