病魔退散の霊獣? 「奇妙な彫刻」聖徳太子の寺に現る

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安井健悟
【動画】霊獣「白澤(はく・たく)とみられる彫刻が見つかった=安井健悟、西岡臣撮影
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 聖徳太子が開いた四天王寺大阪市天王寺区)の阿弥陀堂で、奇妙な彫刻がみつかった。専門家によると、病魔を退散させる力をもつとされた想像上の霊獣の可能性がある。その名は「白沢(はくたく)(白澤)」。コロナ禍の影響で偶然みつかった、と発見者は語る。

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霊獣「白沢」とみられる彫刻=2021年2月2日午前11時12分、大阪市天王寺区、西岡臣撮影

白い胴体、人間の顔

 四天王寺の南西部分に位置する阿弥陀堂で、昨年10月、大阪市教育委員会文化財保護課主任学芸員の桜井久之(ひさし)さん(58)は、翌月に迫った市民向けツアーの下見をしていた。

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看板の後方にある霊獣「白沢」とみられる彫刻と桜井久之さん=2021年2月2日午前11時25分、大阪市天王寺区、西岡臣撮影

 正面に掲げられた看板の後方は、これまで詳しくみたことがなかったが、目を凝らすと白い胴体が現れた。「たまに見かける麒麟(きりん)の彫刻かな」。角度を変えて確認するため看板の反対側にまわり、記録を残そうと持っていたカメラでズームをかけると、人間の顔があった。「初めて見る動物」だった。

記事後半では、専門家の見方のほか、この彫刻のルーツについても探ります。

 市民向けツアーは2018年…

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