道路陥没の地下40m以深工事、リニアにも 安全性は

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一條優太
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 東京都調布市で昨年10月から道路の陥没や地中の空洞が確認される例が相次いだ。NEXCO東日本(東日本高速道路)が一因として認めたのが、「大深度地下使用法」に基づくトンネル工事。通常は使われない地表から40メートル以深の空間を有効活用するもので、リニア中央新幹線でも同様の手法の工事が進められる予定だ。今回のような事故が起こりうるのか。

 道路陥没は昨年10月18日、調布市の住宅街で起きた。市道にできた穴は幅約5メートル、長さ約3メートル、深さ5メートル。昨年11月と今年1月には計3カ所の空洞も見つかった。

 現場付近の地下47メートルでは昨年9月、NEXCO東日本が東京外郭環状道路(外環道)のトンネル掘削工事を行っていた。関越自動車道と東名高速道路間の約16キロをトンネルでつなぐ計画で、2012年に着工したものだ。

 同社の有識者委員会(委員長・小泉淳早稲田大名誉教授)は昨年12月18日、そのトンネル工事が「要因の一つである可能性が高い」とする中間報告を公表。小畠徹社長は今年1月27日の定例会見で、工事との因果関係を認めたうえで、「事業者として深くおわびする」と謝罪。原因の調査は続いており、工事再開の見通しは立っていない。

 一般的に、地下深くでの工事…

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