中国、途上国にワクチン提供 WHO枠組みで1千万回分

新型コロナウイルス

北京=西村大輔
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 中国外務省の汪文斌副報道局長は3日の定例会見で、新型コロナウイルスのワクチンを国際的に共同購入する「COVAX(コバックス)ファシリティー」に、中国がワクチン1千万回分を提供すると発表した。汪氏は「COVAXの運用が困難に直面していることを重視し、世界保健機関(WHO)の求めに応じた。主に発展途上国のニーズに応える」と述べた。

 WHOなどが主導し、中国も昨年10月に加盟したCOVAXは、ワクチンの共同購入によって発展途上国にも公平に分配するため、年末までに20億回分を確保して参加国の人口の最大2割に届ける構想を描く。ただ、先進国を中心にワクチン争奪戦が展開される中、COVAXに必要な量がまわらない懸念も出ている。

 中国がワクチンを積極的に提供する姿勢を示すことで、アジアやアフリカなどの途上国との連携を深める意図のほか、中国製ワクチンを広く普及させる狙いもありそうだ。(北京=西村大輔)

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