首長竜「ペリット」化石か 現代の鳥やワニに似た生態?

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小堀龍之
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 鹿児島県で発掘された首長竜の化石から、獲物を丸のみした後に消化しきれない骨などを吐き出そうとした「ペリット」とみられる化石が見つかった。首長竜の未知の生態を解き明かす手がかりになるかもしれない。東京都市大鹿児島県立博物館などの研究チームが6日、オンラインで開かれた日本古生物学会で発表した。

 首長竜は4枚のひれ脚を持ち、海をすみかにしていた大昔の生き物で、恐竜とは別グループに分類される。この化石は、鹿児島県沖の獅子島で見つかったエラスモサウルス類、通称「サツマウツノミヤリュウ」だ。パナソニックに勤める宇都宮聡さんが2004年、約1億年前の白亜紀の地層から発見した。

 化石を調べていたところ、のどの部分に太さ約1ミリ、長さ約3~4ミリの黒い棒のような破片が多数見つかった。CTスキャンして調べた結果、黒い破片は原形をとどめないほど細かくされた後に、1カ所に寄り集まったものだとわかった。

 黒い破片は首長竜の体の一部ではなく、左右対称で断面がM字形をしており、何らかの小動物の骨格だとみられる。さらに、細かくなっていることから、食べられた後に消化されずに残ったものだと考えた。

 そこで、研究チームは首長竜は、獲物を丸のみにした後、消化できない部分を消化器官の中で押し固め、ペリットにして食道を逆流させ、吐き戻したと結論づけた。この化石の首長竜は、完全に吐き出せずに死んだとみられる。

 ペリットは現代の生き物では…

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