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 大容量の電気をためられる日本ガイシ(名古屋市)の「ナトリウム硫黄(NAS)電池」が鹿児島県の種子島宇宙センターに導入された。ロケットの打ち上げ作業に必要な電力を複数の自家発電機で送配電してきたが、故障停止時のバックアップ運転などのために採用が決まった。

 同センターでは台風などの自然災害も多く、複数の発電機が24時間稼働している。コンテナ型のNAS電池12台(出力2400キロワット)が昨年12月導入され、4月から運転が始まる予定。非常時には、ためた電気を6時間放電することができる。日本ガイシ広報は「電力供給のさらなる安定化のため、NAS電池の特徴を評価していただいた」としている。

 同社によると、NAS電池は2002年の事業化以来、世界200カ所以上で設置されているという。(近藤郷平)