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 【岡山】真庭市が、蒜山の自然環境を保全するためのブランド戦略を阪急阪神百貨店(大阪市)と共同で進めている。ブランドを広めるためのロゴもデザイン。環境保全にこだわった地元産の商品をブランド認定し、理念を広げていきたいとしている。

 ブランド名は「GREENable(グリーナブル)」。緑の「GREEN」と、持続可能性を意味する「Sustainable(サステナブル)」を組み合わせた。

 ロゴは、緑と青を組み合わせた形。葉っぱかと思いきや、左にくるりと90度回すと地元の蒜山三座が現れる仕掛け。蒜山の緑の山並みが水をたたえた田の水面に鏡映しになる「逆さ蒜山」をイメージした。

 市は、建築家隈研吾氏が地元産の直交集成板(CLT)で設計した建築物を、東京から蒜山高原に移築中。この建物を中心とした7月開業予定の観光・文化施設で、「GREENable」ブランドの商品をショップに置く。

 第1弾は蒜山産の「里海米(さとうみまい)」だ。瀬戸内で育ったカキの殻を肥料に育てた稲。田んぼの土の栄養は、山からの清流に乗って海に戻り、新たな命を育む糧となるという循環型農業の産物として選ばれた。

 市は環境に配慮して栽培した綿を使ったTシャツや、脱プラスチックを目指す携帯ボトルなどの製作も検討している。太田昇市長はロゴについて「英国で生まれたナショナルトラスト運動のように、美しい自然環境を楽しみながら気負わず持続していく象徴になってほしい」。将来は理念に共鳴する他の自治体、世界に広げたい、と話す。(中村通子)

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