希少種を襲う野生化した猫、捕獲エリア全島へ 奄美大島

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奄美通信員・神田和明
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 鹿児島県奄美大島の希少動物を襲う野生化した猫(ノネコ)の捕獲事業を進める環境省が、現状は島南西部で行っている捕獲のエリアを段階的に広げ、2023年度には島全域の森周辺に拡大する方針を明らかにした。捕獲を着実に進めるためで、飼い猫の室内飼育や野良猫の不妊去勢手術の推進といったノネコの発生源対策も強化し、島全体での生息密度減少を目指す。

 3日に奄美市であったノネコ捕獲に関する専門家らの検討会で、環境省が説明した。捕獲は同省と県、島内5市町村が策定した管理計画に基づき18年7月から開始。捕獲エリアの面積は徐々に増やし、今年度は島南西部の約100平方キロに設置した450基のワナに8人の作業員で対応している。捕獲数は18年度43匹、19年度125匹、20年度(1月末まで)23匹の計191匹で、収容中に死んだ2匹以外は全て島内外の希望者に譲渡されたという。島内のノネコの推定生息数は600~1200匹。

 捕獲エリアの拡大は、今後の計画をまとめた昨年10月策定の「ロードマップ」にも掲げている。島内を21地域に分割し、21年度は南東部に中心を移しつつ、9地域で捕獲。その後、地域を徐々に広げる。年度ごとに重点的に捕獲する地域と生息密度が低い状態を維持する地域に分けて捕獲を進め、その効果を評価し、見直しも行っていくという。

 ノネコの発生源対策について…

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