新型コロナウイルスのワクチンをめぐり、英オックスフォード大は4日、1回目と2回目の接種で別の製薬会社が開発したワクチンを投与し、効果や安全性を調べる臨床試験(治験)を始めると発表した。効果が確認されれば、一つのメーカーのワクチン供給が滞った場合も柔軟に対応できると期待されている。
同大によると、治験は英国の50歳以上の800人を対象とする。2回の接種で、英製薬大手アストラゼネカとオックスフォード大が開発したワクチンと、米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発したワクチンを1回ずつ受けてもらう。2回の接種の間隔も、4週間の場合と、12週間の場合に分けて、それぞれ、参加者の血液から免疫反応を調べたり、これまで確認されていない副反応が出ないかをみたりする。
この2種類のワクチンは欧米…

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