「教授のパワハラ調査されず」准教授ら、旭川医大を提訴

井上潜
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 旭川医科大学(北海道旭川市、吉田晃敏学長)の男性准教授と男性助教(いずれも40代)が4日、男性教授(50代)らのパワーハラスメントで休職したのに、大学が適切な調査をしなかったなどとして、同大に660万円の損害賠償を求める訴えを旭川地裁に起こした。

 訴状によると、准教授と助教は2018年9月~20年5月、本来関わっていない業務について上司の男性教授から責任を取るよう求められた。教授からは「辞めてもらうしかない」などと辞職を迫られ、職場内の一斉メールでも誹謗(ひぼう)中傷を受けて病気休暇に追い込まれた。

 2人は大学のハラスメント防止対策委員会に訴えたが、同委は教授らの言い分を認めハラスメントを否定。復職後も望まない業務を命じられるなど不利益を受けたと主張している。

 旭川医大総務課は朝日新聞の取材に対し、「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としている。

 准教授と助教は昨年7月、この男性教授ら2人に対し、計660万円の損害賠償を求める訴えを旭川地裁に起こし、審理が続いている。(井上潜)