「大人の心わからない」 第五福竜丸乗員宛て、子の手紙

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西村奈緒美
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 1954年3月に米国の水爆実験によって被曝(ひばく)し、その後亡くなったマグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員に宛てた手紙60通余りを展示する企画展が、東京都江東区夢の島2丁目の「都立第五福竜丸展示館」で開かれている。書いたのは当時の小学生や中学生ら。子どもながらに感じる科学の矛盾や再軍備への戸惑いが表現されている。3月14日まで。

 手紙は、無線長だった久保山愛吉さんと家族に宛てたもの。当時、久保山さんら23人の乗組員の被曝は大々的に報じられた。入院していた久保山さんは半年後の9月に亡くなった。40歳だった。妻と幼い3人の娘が残され、お見舞いや励ましなどの手紙約3千通が全国から届いた。その半数が子どもたちからだった。

 「長崎、広島の原爆で何十万という犠牲者を出し、今でもあらゆる所に戦争のなまなましいあとが残って居ます」「またもや日本人がアメリカ水爆実験のため放射能をうけて苦しんでいらっしゃるのを知り私は何ともいえない気持です」

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