昨年の消費5.3%減、落ち幅過去最大 コロナが直撃

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 総務省が5日公表した2020年の家計調査で、2人以上世帯が使ったお金の月平均は27万7926円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年より5・3%少なかった。落ち幅は比較できる01年以降で過去最大。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、不要不急の外出を控える動きが影響した。

 前年割れは2年ぶり。10ある品目分類のうち、「教養娯楽」「交通・通信」「被服及び履物」など七つで支出が減り、「光熱・水道」「保健医療」など三つが増えた。

 支出の増減はいずれもコロナ禍が直撃した形だ。個別品目でみると、パック旅行費(70・4%減)や外食の飲酒代(53・9%減)などで減少が目立つ一方、マスクなどの保健用消耗品は約8割も増えた。「巣ごもり」需要の高まりから、パソコンは約3割増、ゲームソフトは5割近く増えた。

 同時に公表された12月の2人以上世帯の支出は実質で前年同月より0・6%減った。減少は3カ月ぶり。感染拡大の「第3波」で、飲酒を伴う外食や旅行を控える動きが強まった。