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 新型コロナウイルスに対応するワクチンの接種が、世界で始まっています。ワクチンをつくっているのは、アメリカやイギリスなどの薬品メーカーです。

 コロナ克服は人類の課題、国がどうのこうの言っている暇はありません。ですが、日本の製薬会社の名が出てこないのは寂しい気もします。もちろん日本の関係者が怠けているわけではありません。分かっています。

 そういえば……。

 新しい薬の開発となると欧米の薬品メーカーが先を行き、その薬の利用も欧米が先になる。そんな傾向が強いと聞いています。

 薬を認める仕組みが違う、こともあるでしょう。わたしにはそれを論評する知識はありません。

 けれど、こっちの方は、シロウトでも分かります。今回の主人公が言うのです。

 「日本が遅れるひとつの理由は、紙でやりとりされることが多いことです」

 新しい薬をつくるとき、製薬会社が病院に頼んで患者に薬を試してもらい、新薬の効果や安全性を確認します。治験といいますね。

 日本では治験のとき、製薬会社と病院の間で書類を紙でやりとりします。印刷し、コピーし、宅配便で送り、送り返し。

 「そんな作業に時間がかかり、薬の開発を遅らせているのです」

 ITでペーパーレス化してスッキリさせる。それで治験や研究の効率化をすすめ、一日も早く患者に薬を届ける。それが、今回の主人公がいとなむ会社です。

 主人公は、鎌倉千恵美さん、47歳。経営するのは2015年に起業した「アガサ」という会社です。

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