榊原一生
プロフットボールリーグ(NFL)の王者を決める第55回スーパーボウル(SB)は7日(日本時間8日午前)、米フロリダ州タンパで開かれる。毎年、全米のテレビ視聴率が40%を超えるなど国民的イベント。今年は感染拡大が続く新型コロナウイルスの影響が、興行や競技の面に暗い影を落とす。
決戦を6日後に控えた1日、2連覇を目指すチーフスに衝撃が走った。
2選手が、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定された。その一人、WRロビンソンは今季、16試合出場でチーム3位となる45捕球、3TDした主力選手だ。NFLの規定で自主隔離を余儀なくされた。
出場できなくなればゲームプランが狂う可能性があったが、2人は5日連続の検査で陰性と判定され、出場可能となる見通し。チームは6日、2便に分かれて開催地のタンパ入りした。例年なら1週間前には現地に入り、会見や様々なイベントに出席するが、今年は本拠のミズーリ州カンザスシティーで直前まで練習し、敵地に乗り込んだ。
コロナの影響は各企業が多額の資金を注ぐテレビCMにも出ている。米ニールセンによると昨年は約1億人が視聴し、30秒のテレビCM枠は最大560万ドル(約5億9千万円)と過去最高を更新した。世界の名だたる企業が特別CMを作って、自社製品やサービスなどのPRをしてきた。
ところが今年は、撤退する「常連」企業が相次ぐ。
飲料品の世界大手コカ・コーラ…
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