夢の教員、息子は合格の矢先に もう一度声が聞きたくて

有料記事

河合真美江
[PR]

 ピッピッピッ……。ちょうど10回。リビングに置いた遺影のそばで、白い腕時計は今日も午後9時に鳴った。

 「はいはい、待ってや」

 京都府精華(せいか)町の鍋島すみれさん(60)が声をあげる。「おかん、ここにおるで!」。あの子に呼ばれているようで、すぐ反応してしまう。

 おととしのクリスマス。すみ…

この記事は有料記事です。残り1979文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません。