仙台駅にJR東の新ビル開業 「にぎわい創出に期待」

志村英司
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 JR東日本が仙台駅東口(仙台市)で建設していたオフィス棟「JR仙台イーストゲートビル」が5日、開業した。東西自由通路の拡幅や商業施設「エスパル仙台東館」のオープンなど、JR東が2013年から手がけた東口の再開発が完了した。

 新ビルは地上13階建てで、玄関ホールの内装には宮城県産木材を使い、災害時には3日間電力を供給できる非常用発電機も備える。米国発のシェアリングオフィス「We(ウィー)Work(ワーク)」が東北初の拠点を構えた。

 当初、オフィス棟は18年度の開業予定だったが、震災で計画を見直した。その後、仙台市内のオフィス需要が好調なことから19年に着工。JR東の三林宏幸・仙台支社長は「震災から10年の節目に開業できて大変うれしい。東口のにぎわい創出に貢献していきたい」と意気込む。

 開業セレモニーに駆けつけた仙台市郡和子市長も、コロナ禍で地方都市への移住が進むとして、「新たな仙台経済の拠点になる」とあいさつした。玄関ホールは「ダテリウム」と名付けられ、音楽イベントや企画展が開かれる。

 東口の再開発をめぐっては、16年に東西自由通路の幅が6メートルから16メートルに広がり、商業施設「エスパル仙台東館」が開業。17年には「ホテルメトロポリタン仙台イースト」もオープンした。また、家電量販大手のヨドバシホールディングスも12階建て複合商業ビルの建設を計画している。(志村英司)