交流60年 コロナ禍の中、届いた友好の巨大版画 浜松

新型コロナウイルス

菅尾保
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 【静岡】浜松市東区の市立積志小学校(中谷好一校長、児童数815人)に福井県越前市の武生東小学校から巨大版画が届いた。両校は60年にわたり交流してきたが、昨年は新型コロナウイルスの影響で相互訪問などが中止に。版画は変わらぬ友好の証しとして贈られた。

 「ワーッ」。4日、姉妹校交歓会実行委員のメンバーが梱包(こんぽう)を解くと、集まった約30人の児童から歓声が上がった。縦1・8メートル、横2・4メートルの越前和紙の1枚紙には、たくさんの子どもたちの顔や「絶対に会おう」などの文字がびっしり刷り込まれていた。

 両校は1961年から交流を続けてきた。きっかけは武生東小の子どもたちが飛ばした手紙付きの風船。畑で麦まきを手伝っていた積志小の男子児童が拾ったことをきっかけに、学校間で文通が始まった。

 その後も交流は絶えることなく続き、現在では文通だけでなく、毎年、5年生が泊まりがけで相互訪問を実施。両校にとって「最重要行事」(中谷校長)となっている。

 そんな交流にも新型コロナは水を差した。感染拡大を防ぐため、相互訪問は中止。昨年はオンラインで互いの近況や学校を紹介しあうのが精いっぱいだった。

 版画には、制作の様子を写した19枚の写真も同封されていた。「私たちのことを思って作ってくれたんだなというのがよく分かった。版画にもあるように『永遠の思い出』になります」。同委員の西村あきはさん(11)はうれしそうに話す。「両校にとって大事な交流。特産の和紙を使った立派な作品を贈っていただき感謝しかない」。中谷校長も感謝の気持ちを示す。

 新型コロナが収束したら、両校では、昨年、訪問できなかった新6年生も含めて5、6年生が互いの学校を訪ねることにしている。(菅尾保)

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