エアロビする女性、背後でクーデター発生?動画が話題に

笠原真
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 ミャンマーで国軍が権力を掌握したクーデターをめぐり、同国の女性がエアロビクスをする自分自身の様子を撮影した動画が世界で話題になっている。リズムに乗って軽快に体を動かす女性の背後に、議会の方角に向かう軍車両などのクーデター当日の動きが映り込んでいるためだ。英ガーディアンなどが報じた。女性は「いつものことだと思って踊り続けた」という。

 女性はエアロビクス講師のキンニンワイさん。報道によると、キンニンワイさんはクーデターが発生した1日朝、首都ネピドーの国会議事堂に続く広い道路のロータリーでエアロビクスの動画を撮影した。

 フェイスブック(FB)に投稿された動画では、アップテンポな音楽に合わせて軽快に手足や腰を動かすキンニンワイさんの背後に突然、物々しい軍の車両が登場。検問を通って議会の方角に向かう様子が映っている。ちょうど軍が、アウンサンスーチー氏ら与党・国民民主連盟(NLD)の幹部を拘束するなど、クーデターを実行している時間帯だったという。

 軽快なエアロビクスと軍車両の組み合わせという異様さもあって、動画はすぐにSNSで話題になった。本人のものとみられるFB上の動画は7日までに10万件以上の「いいね」がつき、2万5千回以上シェアされている。

 英BBCによると、動画があまりにも不自然だとして合成を疑う声もあったが、キンニンワイさんは「過去11カ月間ここで踊ってきた」と主張し、自身が同じ場所で踊る別の動画をFBに複数投稿。「私は特定の組織をひやかしたりふざけたりするために踊っていたのではなく、大会に向けて踊っていた」「ネピドーで公式車両が通ることは珍しくないため、いつものことだと思って踊り続けた」と書き込んだ。(笠原真)