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 新型コロナウイルスの感染拡大で海外との行き来もできなくなっている中、熊本県産山村立の義務教育学校、産山学園は長年続いてきたタイの学校との交流をオンラインで継続している。テレビ会議システムで両校をつないだミーティングがこのほど開かれた。

 村では30年以上にわたりタイのカセサート大付属中と交流。毎年互いに派遣する中学生らが学校生活やホームステイを体験してきた。新型コロナの感染が世界的に広がった今年度は訪問が中止となったが、タイから産山学園にマスクが贈られ、同学園からは学校生活の様子を撮影した動画を送るなど交流が続く。

 オンラインミーティングは1月29日にあった。タイ側は新型コロナ対策で生徒たちが登校できず教職員のみだったが、産山側は生徒も数人が参加。近況を報告し合った。

 カセサート校では秋まで分散登校の形で授業をし、12月からはオンラインで授業をしているという。パカマス校長は「このパンデミックも、私たちの友情を奪うことはできないことが証明された。私たちは永遠に友達です。頑張ってコロナ禍を乗り越えましょう」とのメッセージを伝えた。

 産山学園生徒会長の8年(中学2年)生、宮川斗真君(14)も英語で「私たちの学校は1月8日に新学期が始まりました」と近況を伝え、「今年は再会できることを願っています」と呼びかけた。宮川君は2年前に兄が交流事業に参加し、タイからの交流生を家で受け入れたという。オンライン交流の後、「タイの先生たちの元気な笑顔が見られたので安心した」と話していた。(後藤たづ子)

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