ルネサス、英半導体メーカー買収へ協議 6千億円規模か

鈴木康朗
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 半導体大手ルネサスエレクトロニクスは8日、英半導体メーカーのダイアログ・セミコンダクターと同社の買収に向けて協議していると発表した。ルネサスがダイアログの全株式の取得を提示しており、買収額は約49億ユーロ(約6200億円)にのぼる見通しだ。

 ルネサスは自動車向けの半導体で世界有数のシェアを持つ。ダイアログとは、自動車向け半導体の製品で以前から協業していた。車の運転支援や自動運転の技術向上で半導体の需要が高まっており、買収によって製品開発を加速させる狙いがあるとみられる。ルネサスは2019年にも、米インテグレーテッド・デバイス・テクノロジーを約7千億円で買収している。

 半導体業界では、国をまたいだ大規模な企業合併・買収(M&A)が盛んになっている。昨年9月には、ソフトバンクグループ(SBG)が、英半導体設計大手アームの全株式を米半導体大手エヌビディアに最大400億ドル(約4・2兆円)で売却すると発表している。(鈴木康朗)