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 全国からファンが集うタンゴの店が盛岡市にある。繁華街の中心、ビル5階にある「アンサンブル」。創業42年目だった昨年暮れ、店の代表でバンドネオン奏者の森川倶志(ともゆき)さんが、84年の生涯を閉じた。それから半月余り、妻でバイオリン奏者の花田慶子さん(72)は「タンゴの音色を届け続けたい」と店を再開した。

 アンサンブルは「バンドネオン、バイオリン、ピアノのトリオで本格的な演奏を」がうたい文句。森川さんのバンドネオン、花田さんのバイオリン、店の若いピアニストがトリオとなって、哀愁を帯びた音色を響かせてきた。ピアニストは、若手の有望株を花田さんが東京などで面接し、盛岡に招いてきた。これまで11人の若者がアンサンブルを経て、巣立っていった。

 年に6、7回催したディナーショーは、全国から駆けつけるファンで満席。歌手やほかの楽器の演奏家を国内外から招き、即席のメンバーで、その時しかできない音楽を届けてきた。

 「楽団として毎晩生演奏をする…

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