有名日本画家の偽版画が流通 平山郁夫など10作品

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 平山郁夫(1930~2009)など有名日本画家の作品を元に作った版画の偽物が流通していることが8日、全国の画商で作る「日本現代版画商協同組合(日版商)」への取材でわかった。大阪府の画商の男性が画家3人の計10作品の偽物を販売していたという。日版商は鑑定をするなどして実態解明を進める方針。警視庁も関係者から相談を受けており、著作権法違反容疑で調べている。

 絵画を元にした版画は、画家本人や遺族が了解した上で枚数を限って制作する。業界関係者によると、元になる石製や銅製などの「版木」を画家本人や許可を得た職人が作り、真作の証しとして画家のサインや印を入れる。高額な原画と違い十数万円から買えるため、一定のニーズがあるという。

 日版商によると、偽物が確認されたのは平山郁夫、東山魁夷(1908~1999)、片岡球子(1905~2008)の計10作品。流通する版画が多すぎるため昨夏以降に調べたところ、真作と色合いやサインが異なる物が見つかった。販売元は大阪市北区の画廊で、経営する男性は日版商の聞き取りに、偽物の販売を認めたという。日版商は昨年末、会員だった男性を除名処分にした。

 日版商は今後、調査委員会を…

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