佐賀空港、50億円かけて改修 宇宙のスペースも夏にも

福井万穂
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 約50億円という費用をかけて増築と改修が進められている佐賀空港ターミナルビル(佐賀市)で、国内線の搭乗待合室やゲートが新しくなり、このほど運用が始まった。これとは別に、佐賀県が国の新型コロナウイルス交付金を使ってつくる「宇宙スペース」は、夏にも完成予定という。

 5日、報道陣に公開された。待合室はビル東側の2階に新設。まだ改修中だが、面積はこれまでの約1・6倍になるという。いすやテーブルには諸富家具を使用。床のデザインは、有明海に広がるノリ畑をイメージした。これまで待合室だった場所は、売店エリアにする予定。

 検査場は2レーンに増やし、広さは約2倍に。飛行機に乗り込む搭乗橋も1本増やして3本にした。国内線エリア全体の完成は3月末を予定している。

 佐賀空港は1998年開港。県によると、当初は年間73万7千人の利用を見込んでいた。積極的なアジアのLCC(格安航空会社)の誘致などもあり、2018年度には約82万人になった。ビルが手狭になったとして、本格的なリニューアル工事が始まっていた。

 ただ新型コロナウイルスの影響で、中国・韓国・台湾との国際線は全て運休に。国内線の羽田便と成田便も、昨年4~12月の搭乗率は36・1%まで落ち込んでいる。

 県は空港のコロナ対策費用として、今年度予算に6060万円を追加。これは全額コロナ交付金だ。搭乗待合室のいすを間隔が広いものに換えるなどのほか、「宇宙をテーマにした多目的スペース」の整備に2400万円をかけるとしていた。(福井万穂)